今回は大雨や洪水で氾濫した本流の魚は支流に移動するのか?釣り人の昔からの逸話について書いていきたいと思います。
台風や大雨によって本流が氾濫、増水したときに魚たちは支流に避難するのか?
釣りをしている人だったら一度は聞いたことある人もいるのではないでしょうか?
本流から
支流へ
そもそもなぜ支流に移動するのか?
渓流魚は常に自然と闘っているわけですが、通常の大雨による多少の増水程度では、障害物、すなわち石の裏や巨木の影などでじっとしています。
他にも本流が増水しても比較的影響が受けにくい流速が遅い場所で身を隠しています。
ですのでちょっとやそっとのことではもともとの遊泳力もあいまってへっちゃらなのです。
それでも移動する理由として考えられるのは、河川が氾濫したり、隠れる場所がない場合などが考えられる理由です。
実際に北海道大学の人が、北海道の河川を対象に研究結果を出しています。
詳しく知りたい人はこちらで→http://www.cris.hokudai.ac.jp/koizumi/flood.html
この研究結果によれば、ダムの人工氾濫で意図的に河川を氾濫状態にして、氾濫中に各支流で電気ショッカーを使い、魚類の調査をするというものでした。
当然ですが支流は氾濫していません。
しかし驚くことに支流では今まで確認できなかった鮭科魚類の確認ができたとあります。
支流は全部で4箇所調べたみたいですが、本流から魚が避難してきた支流もあれば、避難してこない支流もあるとのことでした。
このことから魚類から見た支流の居心地の悪さや、本流での隠れ場所の少なさ等が関係しているのかと不思議でなりませんね。
でも現実に河川が氾濫すると支流に避難してくる魚類がいるのは確かですので、支流の大切さが研究によって明らかにされましたね。
護岸だらけの川など、魚が隠れる場所がないと支流に移動するのでしょうか?
いずれにせよこの手の研究は非常に貴重でチャレンジしている人には感謝でいっぱいですね。
現在日本の本流、支流には魚道無し砂防ダムや、本当にこのダム必要なのか?
っていう工作物が自然に量産されています。
そろそろ破壊はやめて再生の方向に行って欲しいと切に思う管理人でした。
河川の氾濫などで魚類は流れの緩やかな支流に移動する。
昔から語られてきたことだが実は本当のことだった。
ですが大雨や氾濫したときはできるだけ釣りには行かないでくださいね!
危険が多いし、自分の体が第一ですから!
ってことで
最後までお読みいただきありがとうございました。