あまり難しい解説はせず、単位換算を誰でもわかるように説明をしていきます。
日本に住んでながら、日本で売っているロッドやライン、様々なタックルに海外単位が使用されています。
具体的には
oz(オンス)yard(ヤード) lb(ポンド) feet(フィート)inch(インチ) が使われています。
僕もそうですが、最初の頃は訳が分からず、考えだすと体が痒くなりました。
実際に、各メーカーの単位表記がばらばらだったり、販売してる商品を買っても、それを理解するための説明書なんてついてきません。
商品を購入する場合、一番単位の情報量が多いのは何でしょうか?
それはロッドです。
ロッドだけでもこれだけの情報量があります。
下記画像を見てみましょう。
ロッドだけでもこれだけの情報量があります。
もちろん知っている方はこのスペックを元に、見た目の好み等でロッドを購入します。
ではロッドの長さ(竿の長さ)から解説していきます。
竿の長さ、単位はfeet(フィート).inch(インチ)が使われています。
1feet = 30.48cmです。
実際には細かく計算せず、1feet = 30cmで計算しても大丈夫です。
よほどシビアに神経質な計算をする人はほとんどいませんので。
続いてinchです。
1inch = 2.54cmです。
ですので2inch=約5cmという計算になります。
ただし、feetもそうですが、100inchとか数字が膨大な場合はしっかり計算しないと
かなり誤差が出てしまうので頭に入れておきましょう。
ではここでフィート、インチの早見表も書いておきます。
フィート早見表
1feet=30cm
2feet=60cm
3feet=90cm
4feet=120cm
5feet=150cm
6feet=180cm
7feet=210cm
8feet-240cm
9feet=270cm
10feet=300cm
インチ早見表
1in=2.5cm
2in=5.1cm
3in=7.6cm
4in=10.2cm
5in=12.7cm
6in=15.2cm
7in=17.8cm
8in=20.3cm
9in=22.9cm
10in=25.4cm
さてここまでの情報で分かったことで、下記画像の竿の長さが計算できると思います。
上の竿の画像でTS62UL 6.2と表記されています。
この場合は6feet2inchとなりますので、計算すると1m85cmとなります。
こんな感じでロッドの長さを導き出していきましょう!
次は竿の硬さです。
ロッドに関しては、ウルトラライトが一番軟らかく、ヘビーが一番硬いです。
ULクラスのロッドだとぺにゃんぺにゃんのロッドが多く、トラウトに適したロッドになってます。
メーカーによってロッドコンセプトも全然違いますので、実際に店頭で感度確認を強くお勧めします。
UL (ウルトラライト)
L (ライト)
ML (ミディアムライト)
M (ミディアム)
MH (ミディアムヘビー)
H (ヘビー)
ULは小規模河川、小渓流で役立ちます。
Lは渓流から本流までも役立ちます。
MLは本流から湖まで役立ちます。
それ以降も湖や海で役立ちます。
自然河川でヤマメやニジマス30cmぐらいのを狙うのならULクラスで十分です。
しかし50~60cmを超えてくると腕もありますが、L~MLでないと太刀打ちできない場合があります。
これはあくまで目安ですが、自分の好みの硬さや、対象魚のサイズ等を考慮して、最終的には自分で決めることになると思います。
この他にもロッドにはテーパーと言う概念があり、竿の調子があります。
具体的には魚が掛かった時竿のどの部分から曲がるかです。
代表的なのはファーストテーパーと言って、竿の先から曲がるタイプのロッドです。
その他にスローテーパー、レギュラーテーパーがあります。
スローテーパーはバット部分から竿が全体的に曲がる調子です。
レギュラーテーパーは竿の真ん中あたりから曲がります。
どれが良いかは、キャスティングのしやすさ、ルアーコントロールのしやすさ等で決めるといいと思います。
どちらかと言うとバットが硬めのロッドのほうがルアーの操作性は良いとされています。
逆に柔らかいロッドだとトラウトの繊細なアタリに柔軟に対応できたりとありますが、
こちらも最終的には自分の好みの調子のロッドを選べば良いと思います。
次は適合ルアーウェイトです。
単位はg(グラム)とoz(オンス)が使われます。
これはロッドに適した重さのルアーを使うための単位です。
通常ロッドに表記されるのは g(グラム)ですが、中には oz(オンス)表記のロッドもあります。
このオンス表記ほど面倒くさい単位はありません。
なぜこんなにややこしくするのか理解に苦しみますが解説していきます。
一般的にロッドには上記ロッド画像のように 2-7 とか 7-14 とか表記されています。
この場合2-7だと2gから7gまでのルアーが扱えますよ~という意味です。
7-14だと7gから14gまでのルアーが扱えるという意味です。
これが一般的でほとんどのメーカーは上記のように表記しています。
これと違いoz(オンス)表記は非常にややこしくて、
1oz=28.4gとなります。
したがって1/2ozは半分の14.2gとなります。
分かりづらいのでオンスの早見表も書きます。
オンス早見表
1oz = 28.4g
1/2oz = 14.2g
1/3oz = 9.5g
1/4oz = 7.1
3/4oz = 21.3g
1/5oz = 5.7g
2/5oz = 11.3g
3/5oz = 17.0g
4/5oz = 22.7g
1/6oz = 4.7g
5/6oz = 23.6g
1/8oz = 3.5g
3/8oz = 10.6g
5/8oz = 17.7g
7/8oz = 24.8g
1/16oz = 1.8g
ちょっと計算が面倒ですが、釣具屋さんに行っても壁などに早見表はあると思いますので、参考にしつつ商品選べばよいと思います。
最後に適合ラインの説明です。
これもなかなかややこしいです・・・
使われる単位はまたまたヤードポンド法 lb(ポンド)です。そして日本式の号(ごう)です。
アメリカさん・・・もう勘弁して下さい(笑)
まず lb(ポンド)ですが、釣りのライン業界では糸の強さ=ラインの引っ張り強度を表す値で、1lb=454gあります。
これは一般的なナイロンラインでのお話です。
ですのでたとえば4lbのナイロンラインだと単純計算で、4×454=1816で引っ張り強度は約1.8kgあります。
お魚さんが1.8kg以上の力で暴れるとラインブレイクするということです。
逆に号はポンドと比例して、糸の太さとなります。
具体的には4lb = 1号 =0.165mmの直径となります。
なぜ1号=0.165mmなのか?
以下Wikipediaより一部引用
日本では、上記の通り太さを『号』という単位で表記しているが、これはかつてテグスサンの絹糸腺から作った釣り糸の5尺(約1.5m)分の重量を量り、4毛から1分2厘までの14種類に分けられて売買されていたことに由来する。この内1厘の太さがおよそ0.165㎜であった。後に東洋レーヨン(現東レ)が国産初のナイロンライン『銀鱗』を1947年に発売する際、1厘の太さを1号と定め、これが基準となり他社でも採用され、現在に至る
ややこしいのはこんな経緯もあったんですね^^;
最後にポンド強度、号数、直径の早見表です。
3lb =(1.4kg)0.8号 = 0.148mm
4lb =(1.8kg)1号 = 0.165mm
5lb = (2.3kg) 1.2号 = 0.185
6lb =(2.7kg)1.5号 = 0.203mm
8lb =(3.6kg)2号 = 0.235mm
10lb =(4.5kg)2.5号 = 0.260mm
12lb =(5.4kg)3号 = 0.30mm
14lb =(6.4kg)3.5号 = 0.33mm
16lb =(7.3kg)4号 = 0.35mm
PEラインは自分でも整理がつかず、ややこしいので、答えが出たら記事にしたいと思います。
長かったが最後まで読んでくださった方は本当に感謝の一言です。
疲れた・・・
間違っている箇所があればお問い合わせか、コメントでも気軽にください。